日常会話でよく使う! 日本語特有の5つのフレーズや表現を紹介!

「日本人の会話でよく聞くけど、意味がわからない」「日本語特有のフレーズはどうやって使うの?」とお悩みの外国人の方もいるのではないでしょうか日本語は他の言語に上手く置き換えられない言葉や表現があるので、混乱してしまうと思います。
今回は、日常会話でよく使う日本語特有の5つのフレーズや表現をご紹介します。

日常会話でよく使う日本語特有のフレーズや表現

日常会話でよく使う日本語特有のフレーズや表現はたくさんありますが、ここでは下記の5つをご紹介します。

・「よろしく/よろしくお願いします」

・「お疲れ様」

・「大丈夫」

・「すいません/すみません」

・「いただきます」と「ごちそうさま」

 

「よろしく/よろしくお願いします」

日常生活において、日本人がよく使う言葉は「よろしく」「よろしくお願いします」です。人に何かお願いするときや、あいさつをするときに使います。ビジネスではメールの終わりのあいさつ、クライアントとの会話などでよく使うので、覚えておくと便利な言葉です。

「お疲れ様」

「お疲れ様」も日本人がよく使う言葉です。直訳すると「お疲れのようですね」「今日はもう充分」と他人にかける言葉であるものの、実際には「頑張ってくれてありがとう」「今日は頑張りましたね」といった相手の苦労をいたわる意味で使われます。
仕事を終えて退社するときのあいさつや、社内の人に向けたメールのあいさつとして使うことができます。特に長時間の仕事を終えた後のあいさつとして最適です。

「大丈夫」

日本人が「大丈夫」と言っているのを、よく見かけるかもしれません。「大丈夫」は何かを断るとき、受け入れるときに使う言葉です。
たとえば、コンビニで「レジ袋はいりますか?」と店員に聞かれて、「大丈夫です」と答えれば「いりません」という意味になります。会社などで「体調は大丈夫?」と上司に聞かれたときに、「はい、大丈夫です」と言えば「元気です」という意味です。
良くても、ダメでも「大丈夫です」と使うため、意味がわかりにくい表現ではあります。しかし、日本語に慣れてくれば、会話の流れでどちらの意味で使われているのか理解できるようになるでしょう。

「すいません/すみません」

日本語の「すいません/すみません」には、いろいろな意味があります。「ありがとう」や「ごめんなさい」という意味があれば、人を呼ぶときにも使えます。
外国人の方は「ありがとう=すみません」となることが、なかなか理解できないかもしれません。「すいません/すみません」には、日本人特有の「謙遜する(けんそん)」という国民性が表れている表現です。

「いただきます」と「ごちそうさま」

「いただきます」と「ごちそうさま」は食事に関係する言葉です。
「いただきます」は食べる前に言うあいさつで、食べ物、料理をしてくれた人などに向けて、食事ができることに対して感謝を表現しています。お祈りに近い意味が含まれており、家庭やレストランで食事を始める前にほとんどの日本人が使う言葉です。1人で食事をするときでも、小さな声でつぶやくか、心の中でそっとつぶやく場合もあります。
「ごちそうさま」も同じように「食事をありがとう」といった意味が込められており、食事を終えるときに使います。また、「おいしい食事でした」を意味する表現でもあり、レストランでの会計を済ませるときにスタッフにかける言葉として使われます。

日本語のオノマトペ

日本語は「オノマトペ」がたくさんある言語で、話し言葉でも書き言葉でもよく使われます。オノマトペとは、下記の2種類があります。

擬音語/擬声語(ぎおんご/ぎせいご)

雨が「ザーザー」降る、犬が「ワンワン」ほえるなど、音や声を直接表現する言葉

擬態語(ぎたいご)

星が「きらきら」光る,子どもが「にこにこ」笑うなど、ものや人の様子を直接表す言葉

 

まとめ

今回は、日常会話でよく使う日本語特有のフレーズや表現をご紹介してきました。
日本で生活するためには、基本的なあいさつや感謝を表す言葉を知っておけば問題ありません。
しかし、日本語特有のフレーズや表現を覚えることで、日本人とのコミュニケーションがさらに取りやすくなります。
日本文化を深く理解しようと思うのであれば、他の言語にはない日本語特有のフレーズや表現も覚えていきましょう。