知っておきたい日本の食事マナー5選!

「日本の食事マナーを知りたい」「お箸の使い方や食べ方でタブーはあるの?」と疑問に思っている外国人の方も多いのではないでしょうか。
食事中のマナーは国によって異なるので、きちんと理解して慣れるまでは大変です。
礼儀を大切にしている日本では、食事のマナーが守れていないと印象の悪い人と思われてしまう場合もあります。

そこで今回は、和食レストランや日本料理を食べる際に外国人が最低限知っておきたい食事マナーを詳しくご紹介します。日本に来たばかりの外国人の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

外国人が知っておきたい日本の食事マナー5選

外国人が知っておきたい日本の食事マナーは、下記のとおりです。

・「いただきます」と「ごちそうさま」を言う
・お箸は正しく使う
・お茶わんは持って食べる
・食器の取り扱いは静かに
・テーブルにヒジをつけて食べない

「いただきます」と「ごちそうさま」を言う

日本では食事の前と後に両手を合わせ、料理に向けてあいさつをします。食前に使う言葉は「いただきます」、食後は「ごちそうさま」です。
「いただきます」は食べ物や料理をしてくれた人、食事ができることに対して感謝を表現しています。
「ごちそうさま」も同じように「食事をありがとう」といった意味が込められている言葉です。また、「おいしい食事でした」を意味する表現でもあり、食後、会計をするときにスタッフにかける言葉として使われます。 

「いただきます」「ごちそうさま」はどちらもお祈りに近い意味が含まれており、家庭やレストランで食事するときにほとんどの日本人が使う言葉です。
1人で食事をするときでも、小さな声でつぶやくか心の中でそっとつぶやく場合もあります。

お箸は正しく使う

お箸の持ち方、食事中の使い方までさまざまなルールがあります。

お箸のマナーは、一緒に食事をしている人を不快な気持ちをさせないよう配慮したものです。
下記はお箸に関するタブーな行為です。

・お箸でお皿を寄せる
・食べ物をお箸で突き刺す
・お皿や器の上にお箸を横にして置く
・お箸を持ちながら何を取るか迷う
・お箸をくわえる
・自分と他の人がお箸とお箸で食べ物の受け渡しをする

お箸の使い方のタブーを全部覚えるのは大変かもしれませんが、常に気をつけていれば慣れていきます。お箸で食べるのが苦手な方は、代わりにフォークやスプーンを使いましょう。

お茶わんは持って食べる

和食や定食を頼むと、多くのお店ではご飯のお茶わんとみそ汁のおわんが出てきます。その際、お茶わんとおわんは手に持って食べることがマナーとされています。
ただし、大きな丼ぶりや大皿は無理に持ち上げる必要はありません。
お箸を持っていない方の手をお皿にそえて食べると、行儀良く見えるでしょう。

食器の取り扱いは静かに

食器の取り扱いは静かに行いましょう。
お箸で食器をたたく、大きな音を立てて食器を置くのは行儀が悪いとされています。多くの食器はガラスでできているので、割れないよう取り扱いには注意が必要です。

テーブルにヒジをつけて食べない

食事の際はテーブルにヒジをつけないように、注意が必要です。
テーブルの上にヒジをついて食べると、姿勢が悪くなり見た目も美しくありません。腕は常に持ち上げて食事し、お箸を持っていない方の手はテーブルの上に置くか食器にそえましょう。

飲み物や麺は音をたてて食べてOK

音をたてて食べることは、国によってはマナー違反といわれます。しかし日本では麺類、みそ汁、お茶などを食べたり飲んだりするときには音をたてても良いとされています。

麺や汁の具を食べるときはお箸を使い、汁を飲むときは両手でおわんを持ち上げ、口をつけて飲むことが多いです。

ただし、すべて音を出しても良いというわけではありません。
特に食べ物を噛んでいる音(咀嚼音)は印象が悪いので、口を閉じてなるべく音が出ないようにしましょう。
音を出して良いか迷った場合は、出さずに食べた方が安心です。

まとめ【食事のマナーを守って楽しい時間を過ごそう】

今回は、和食レストランや日本料理を食べる際に外国人が最低限知っておきたい食事マナーをご紹介してきました。

最後に、日本の食事マナーについてまとめておきます。
・「いただきます」と「ごちそうさま」を言う
・お箸は正しく使う
・お茶わんは持って食べる
・食器の取り扱いは静かに
・テーブルにヒジをつけて食べない 

せっかく楽しい食事の時間なのに、マナーを知らず周りの人に迷惑かけてしまったり、不快な思いをさせてしまったりでは残念です。

この記事を参考に日本の食事マナーを理解して、食事の時間を思いっきり楽しみましょう。