日本のゴミの出し方は?

「日本のゴミの出し方がわからない」「ゴミの分別方法や基本ルールを知りたい」とお悩みの外国人の方もいるのではないでしょうか。
ゴミの出し方は国によって違うので、迷ってしまうのもわかります。いろいろな細かいルールがある日本のゴミ出しですが、慣れてしまえば問題ありません。今回は、日本のゴミの分別方法や基本ルールについて詳しくご紹介します。
日本で生活をしている外国人の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

日本のゴミの分別方法

日本ではゴミを大まかに下記の5種類に分けています。

・可燃ゴミ

・不燃ゴミ

・資源ゴミ

・粗大ゴミ

・家電ゴミ

・リサイクル料金と古い家電製品の引取先

可燃ゴミ

キッチンのゴミ・紙くず・衣類
生ゴミや紙くずなど家庭で出る主なゴミは、可燃ゴミに含まれます。

不燃ごみ

金属・ガラス・割れた皿、コップ・陶器
不燃ゴミは金属やガラスなど、リサイクルできないものです。
割れた皿やコップも不燃ゴミとして含まれます。

資源ゴミ

ペットボトル・ビン・カン・プラスチックの入れ物・ダンボール・新聞
日本ではペットボトル、ビン、カンなどを資源ゴミとして回収し、リサイクルしています。

粗大ゴミ

テーブル・イス・その他家具・自転車・ふとん
粗大ゴミには大型の家具などが含まれます。
なお、粗大ゴミを出すときは住んでいる市区町村へ事前に連絡し、ゴミ出しの申し込みを行う必要があります。
捨てるときに処分やリサイクルのためのお金がかかることがあるので、覚えておきましょう。

家電ゴミ

家電ゴミは下記のとおりです。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類の乾燥機
上記の家電製品を買い換える、または廃棄する場合には家電のリサイクル料金を払う必要があります。

リサイクル料金の支払先と古い家電製品の引取先

新しい製品に買い換える場合

店舗ごとに引取り方法が違うので、詳しくことは店舗に問い合わせましょう。

廃棄処分だけの場合

処分する家電製品を買った店舗に処分依頼をして処分してください。
買った店舗がわからない場合は、住んでいる市区町村に問い合わせましょう。

日本のゴミ出しの基本ルール

日本でゴミ出しをするときには、下記の基本ルールがあります。

 ・ゴミを出す曜日が細かく決められている

・決められた場所にゴミを出す

・地域によっては指定のゴミ袋を使う必要がある

 

ゴミを出す曜日が細かく決められている

ゴミは市町村で決められた曜日に出す必要があります。
たとえば、可燃ゴミは水曜日、不燃ゴミは金曜日など地域ごとに決められています。
同じ市区町村でも地区や番地によって取集日が違うので、住んでいる地域のゴミ出しスケジュールを確認しましょう。
ほとんどの市区町村では「ゴミ収集カレンダー」が用意されているので、転入時に役所でもらうことができます。
ゴミを出す時間も決められており、朝8時までという自治体が多いです。
「ゴミ出しの前日に出してはいけない」というルールを設定している地域もあるので、その場合は当日の朝にゴミを出しましょう。

決められた場所にゴミを出す

ゴミは「集積場」と呼ばれるゴミ置き場に出します。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、入居のときに場所を確認しましょう。場所がわからなければ、管理会社の人に聞けば教えてくれます。
集積場は複数の住民が共用で使うため、キレイに使用するように心がけましょう。

決められたゴミ袋を使う

日本にはゴミを捨てる袋に指定のない地域もあれば、自治体が指定したゴミ袋を使わなくてはいけない地域もあります。
東京都では東京23区や武蔵村山市の場合は、指定のゴミ袋はなく「中身の見えるポリ袋(透明・半透明で簡単に破れない袋)」なら問題ありません。
中身の見えるポリ袋は100円ショップやスーパーで販売されているものか、スーパーのレジ袋でも大丈夫です。しかし、それ以外の東京都の市町村では指定のゴミ袋の使用が決められています。指定のゴミ袋でないと、ゴミを回収してもらえないので注意が必要です。自治体指定のゴミ袋は地域の店舗やコンビニなどで買えます。

まとめ

今回は、日本のゴミの分別方法や基本ルールについてご紹介しました。
いろいろなルールや決まりがある日本のゴミ出しは、慣れるまで少し大変に感じるかもしれません。
しかし、最近では簡単な日本語や外国語でのパンフレットを作成し、外国人向けにゴミの出し方やルールをわかりやすく紹介している自治体もあります。ぜひ活用して、住んでいる地域のゴミ出しルールを確認してみましょう。